財団法人日本産業デザイン振興会が主催する2007年度グッドデザイン賞の受賞結果が10月1日に発表されました。1,043件のグッドデザイン賞全受賞対象の中から「MEDIA SKIN」がベスト15に選ばれ、グッドデザイン金賞を受賞いたしました。
「MEDIA SKIN」は本年1月に発表されたau design project第6弾となる製品です。デザイナー吉岡徳仁氏のデザインにより、表面処理と特別な塗料で新しい触感を実現するとともに、世界初の26万色QVGA有機ELをメインディスプレイとして搭載し、ワンセグやLISMOビデオクリップなどを美しい映像で楽しめるモデルです。
グッドデザイン賞「ベスト15」とは
今年度のグッドデザイン賞全受賞対象の中でも、独創性、造形的な完成度、将来へ向けた提案性などで
総合的に高い評価を得た15件が対象です。この15件の中から、今年度より内閣総理大臣賞となったグッド
デザイン大賞の候補6件が選ばれており、10月25日に開かれるグッドデザイン大賞選出会場で公開プレゼ
ンテーションを実施して、1件がグッドデザイン大賞に決定します。グッドデザイン大賞以外の14件はグッド
デザイン金賞(経済産業大臣賞)になります。
審査委員のコメント
auデザインプロジェクトの第6弾となるエモーショナルケータイ。コンセプトが訴えるように、情感に働きかける新しい触感をまとっている。オレンジとホワイトはシリコン粒子を配した触感塗装、ブラックが特殊ウレタン粒子を含んだソフトフィール塗装で、マットな視覚と新鮮な手触りを実現している。またフラップカバーで操作部を覆うことで、表示画面のスモークとカラーフラップの大きく2分するコントラストが、ミニマルな美しさを与えている。今までのケータイの外観バランスとはまったく異なるバランスの中に、世界初のQVGA有機ELディスプレイやお財布ケータイ、ワンセグTVなどのハイスペック機能をフル装備し、初期段階からのエンジニアリングデザインマネージメントができていないと、多分実現不可能だったであろう。それほど吉岡徳仁氏のデザインの意志が、開発プロセスにおいても反映されていることが見て取れる。最近低迷している日本のケータイ分野に新たなデザインソリューションを示した商品だ。(村田智明)